メッシ・代表引退表明を聞いて

コパ・アメリカ決勝戦で準優勝に終わった結果を受けて、あの
リオネル・メッシ(29)がアルゼンチン代表から引退する事
を表明した。

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この試合でメッシは、PK戦で自分のシュートを枠外に外すなど
思い通りにならないジレンマを最高度に感じていたようだ。

言うまでもなく、世界NO.1のプレーヤーで有り続けて来たメッシ
にとって、唯一思い通りになって来なかったのが、アルゼンチン
代表としての成績だった。
 
メッシは13歳でバルセロナの下部組織に加入するとわずか17歳で
トップチームデビューを果たした。

バルセロナはその後リーガ・エスパニョーラを8度制した。
それに加えてチャンピオンズリーグを4度、コパ・デル・レイを4度
制覇している。メッシの行くところにタイトルが流れ込んで来た。

これまでメッシがバルセロナで獲得したタイトルは28回におよんで
いる。29歳という年齢を考えればまだまだタイトルは増えて行く
だろう。

 一方で、アルゼンチン代表ではトップチームでのタイトルは一度
もない。U-20FIFAワールドユース選手権とU-23北京オリンピックで
こそ優勝した経験が有るが、
トップチーム(A代表)では2007年コパ・アメリカ
、2014年ワールドカップ、2015年コパ・アメリカ、
2016年コパ・アメリカとことごとく決勝で敗れている。

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 4度の決勝で敗れ続けたことのショックから
「勝つために全てをしたけれど、優勝できなかった」
「アルゼンチン代表からは引退する!」と告白。

世界が驚いたこの告白にインタビュアーが
「考えなおすことはあるのか」と質問したが
「ないと思う。もう決めたことだ」と決意を強調した。

誰の目から見ても、現在アルゼンチン代表として累計で
55得点を挙げて、あのバティストゥータに並んで歴代
最高得点にまで来ているメッシの今後の大活躍は疑う
事が出来ない。

「有り得ない!!」という出来事が、天才メッシだからこそ
続くのだろう。 PK戦で枠を外す事も含めて。

しかし、メッシよ!いくら悔しがってもいいけれども、貴方が
心を晴らす事が出来るのは、やはり、アルゼンチン代表に残る
事でしかその場は与えられないだろう。

明らかに、これは試練の場でしょう。

日本でも「A代表引退だ!」と、スネル選手も居るけれども、
メッシの場合とは、意味が違う。

やりきれない悲しみから、「代表を引退すれば、こんな思い
を味わわなくて済む」と、短絡的に考えての感情的な一言
である事は、同情出来る。

しかし、貴方は押しも押されもしない、世界一のプレーヤー
だ。これからも数年間はそうだろう。


つまり、貴方が居ないアルゼンチン代表チームは、
「フェアじゃない」のだ。

 同時に貴方が「トラウマ」とも言うべき悪夢から、開放
されるには、今後アルゼンチン代表が優勝しようが、
出来なかろうがそんな事とは無関係に、「メッシが居て
こそ自然なアルゼンチン代表」で、戦う以外方法は無い。

アルゼンチン代表は今後も無冠かも知れない。しかし、
そこで、真剣にプレーする貴方に対しては、タイトル
以上の物が与えられ、見る我々にとっても、勇気と
感動が与えられる。

世界の至宝である、メッシよ。しばらく泣いて、スネテ
もいいだろう。しかし、そのあとで、「仕事にかかれ!
もう一度挑戦するんだ!」

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